楽天証券とSBI証券での個人型確定拠出年金(iDeCo)の口座管理手数料が無料になりました。
新しく加入する時、他の金融機関からの移管する際の手数料、年間の口座維持管理手数料がすべて無料となります。
金融機関としての利益がなくなったということになりますが、利用する側にとってはとってもありがたい話ですが何か裏があるのではと勘ぐってしまいますよね。
そこで、今回はSBI証券と楽天証券だとどちらがいいのか調べてみました。
2017年5月18日、SBI証券、楽天証券ともに個人型確定拠出年金(iDeCo)の、手数料が無料になりました。
iDeCoを始めるには、どこかの金融機関にイデコ用の口座を開設する必要があります。
イデコを始める口座は銀行、証券会社、信託銀行、保険会社など様々な金融機関で作ることが可能ですが、どこで作っても
①国民年金基金連合会に支払う手数料(年間1,236円)
②口座開設した金融機関の運営管理機関手数料
③事務委託先金融機関手数料(年間768円)
という3つの手数料を支払うことになります。
1番面と3番目はどの金融機関で口座を作っても必ずかかります。
つまり、仮に楽天証券やSBI証券で口座を作ったとしても毎年2,004円は必ずかかることになります。
ただし、二番目の運営管理機関手数料が通常は必要になるのですが、この金額がそれぞれの金融機関によって違ってくるのですが、
楽天証券とSBI証券はこれが無料なのです。
一般的にはイデコ口座の残高が10万円程度の場合は口座の維持管理手数料として約2%ぐらいとる金融機関が多いです。
運用を始めたばかりで、残高がまだ少ない場合には2%も取られるのはかなり痛いですよね。
一般的は年数がたって口座の残高が増えてくれば、この手数料の割合は小さくなっていくことが通常です。
イデコは一度契約すると長期間に渡って運用を続けていく口座になるのでこの手数料の違いは非常に重要な点になります。
それと、口座を最初に申し込む際には国民年金基金連合会に支払う2777円は発生します。
それと先に説明したように、国民年金基金連合会に支払う運営管理手数料が年間で2004円かかるので、これは楽天であろうとSBIであろうと毎年支払うことになります。
つまり、どちらで申し込んでも最初に2777円かかって、口座を持っている限りは年間2004円のランニングコストがかかるということですね。
楽天証券とSBI証券の違いは何
個人型確定拠出年金(iDeCo)の口座をどこにするかは、ランニングコストである固定費としての手数料だけではなく、実際に購入する商品の購入コストが低いインデックス投信の取り扱いがあるかどうかなどもも大事な要素となります。
この点においてもSBI証券、楽天証券は非常に素晴らしく、一般の証券口座に比べて信託報酬が非常に低く設定された投資信託が揃っています。
特徴をを大まかにまとめると
楽天証券はシンプルで分かりやすく選びやすい
SBI証券は選べる商品が豊富で手数料が安い
つまり、楽天証券は初心者向き、SBI証券は玄人向きといった感じでしょうか。
SBIと比べての楽天証券のメリット
楽天証券はSBI証券よりも手数料が低いインデックス投信が揃っているのが最大のメリットです。
電話での問い合わせも、平日は10時~19時にまで可能で、土曜日に関しても9:00~17:00まで専用ダイヤルがありとても便利です。
ちなみに、SBI証券の場合は平日のみで18時までです。
SBIと比べての楽天証券のデメリット
SBI証券と比較してのデメリットは、新興国株式投信などは信託報酬が楽天の方が高く設定されているので、このような商品で運用を考えている方は楽天はおすすめしません。
それと、SBI証券には世界中小型株式の投信がありますが、楽天証券では取り扱っていません。